トレーニングしても狙った筋肉に刺激が入らなくて困ってるんだ。。。
大丈夫!解剖学が解ると正しいフォームが分かって対象筋にピンポイントで効かせることができるよ!
トレーニングにおいて、ただ筋肉を意識するだけでは効かせることはとても難しいです。
初心者の方に良くある話ですが、実際に狙った部位とは違う部位に効いてしまったりということが多くみられます。
- フォームに悩んでいる方
- 対象筋に効かせるのが苦手な方
- トレーニング効果が出ない方
この記事を理解することで正しいフォームで狙った部位に効かせることが可能になります。
解剖学とは
解剖学は人体の解剖を通して筋肉、骨の構造や、それぞれの働きを理解する学問のこと。
トレーニングに関して言うと、筋肉がどこからどこの骨に付着していて、どのように動かせば筋肉が伸び縮みするのかを知る必要があります。
最初は難しい専門用語とかは
覚える必要ないよ!
- 狙った筋肉にピンポイントで効かせることができる
- ケガの防止につながる
解剖学を理解して正しいフォームで動作できるようになると、狙った筋肉に確実に効かせることができ、高いトレーニング効果を得ることが可能です。
また、正しく筋肉を動かすことで、筋肉や関節の過剰な負担を減らしケガの防止に繋がります。
解剖学の基礎知識
筋肉には【起始、停止】と呼ばれる付着部があり、骨に付着しています。
筋肉が始まる付着部を起始、筋肉の終わりの付着部を停止と言います。
その起始停止を筋線維の走行方向に沿って、負荷をかけながら筋肉を伸び縮みさせる運動がトレーニングということなります。
起始と停止を近づけたり離したりするイメージだね!
単関節筋とは一つの関節のみを跨いで付着している筋肉です。
二関節筋とは二つの関節を跨いで付着している筋肉です。
例として大胸筋の解剖学をトレーニング種目に当てはめてみます。
大胸筋は上部、中部、下部に分けることができ、起始は上中下のそれぞれ三箇所、停止は二の腕の一箇所となっています。
上部の筋線維は斜め上に、中部の筋線維は横に、下部の筋線維は斜め下方向に走っていることがわかります。
大胸筋の起始停止
起始 | 停止 | |
上部 | 鎖骨部 鎖骨の内側半分 | 上腕骨の 大結節稜 |
中部 | 胸骨部 胸骨前面、第2〜6肋軟骨 | 上腕骨の 大結節稜 |
下部 | 腹部 腹直筋鞘の前葉 | 上腕骨の 大結節稜 |
例えば、上部をベンチプレスで鍛える場合、筋線維の方向と起始停止の位置から考えると腕を鎖骨に近付ける動作になります。
そうなると斜め上にバーベルを挙上しなければならないので、上部狙いではインクラインベンチプレスを行う形となります。
中部と下部を鍛え分ける場合も同様に、筋線維の方向に沿って起始に停止を近付けることを考えると下図のようになります。
種目によって「何故この動作になるのか」という裏付が解るとトレーニングの効果も高くなります。
特にフリーウエイトでは自分で身体のバランスを取りダンベルやバーベルを動かしていくので、解剖学がとても重要になります。
まとめ:解剖学を理解し、正しいフォームを身につけて効果のあるトレーニングをしよう!
今回は解剖学の基本について解説しました。
解剖学は、効果的なトレーニングを行い筋発達していくための重要な知識です。
解剖学で押さえておく点は以下の通り。
- 起始停止の位置を覚える
- 筋線維の方向に沿って動かす
- 種目の狙いを理解する
このポイントを実践するだけでトレーニングの質が格段と上がります。
解剖学の大切さがわかったよ。
少しずつで良いから学んだ解剖学を活かしてトレーニングしていこう!